園庭の桜の木を使った木育ワークショップ
園舎の建て替えに伴って伐採される園庭の桜の木を使った「木育ワークショップ」
①伐採
②のこぎり体験・おもちゃ作り
③お箸作り
④地域向けお箸作り・接ぎ木体験
こちらの園さんでは長く木育ワークショップをさせていただいています。
今回は、園舎の建て替えに伴って伐採される園庭の桜の木を使って何かできないか?
というご相談がありました。
そこで1本の木をすべて使って、木材の伐採から加工までをすべて経験してもらいました。
①伐採
毎年、丸太切りワークショップをしてもらっている大山材木店さんに来てもらい園児たちの目の前で桜の木を伐採しました。
枝は園舎の裏で自然乾燥、太い幹は大山さんの工場で製材・乾燥してもらいます。
材料としては使いづらい部分は園長先生のアイディアで遊具になりました。
葉っぱは差し木にチャレンジしました。(100株ほどしましたが、全てうまくいきませんでした。ソメイヨシノは難しいようです。)
②のこぎり体験・おもちゃ作り
園庭で乾かしておいた枝を使い、ひも通し・丸太ぽっくりを作りました。
普段なら、捨ててしまうような枝も工夫次第でおもちゃになります。
③お箸作り
乾燥しておいた材料を使いお箸を作りました。
園庭の木が自分が使うお箸になります。ゆっくり作って、大切に使ってもらいたいです。
④地域向けお箸作り・接ぎ木体験
年長さんが先生になり、地域の方とお箸作りをします。
挿し木はうまくいきませんでしたが、接ぎ木でリベンジしてみました。接ぎ木だとかなり成功する確率が高くなるようです。
木製品はメンテナンスすれば長く使え、比較的簡単に加工もできます。さらに増やすことまでできます。今回の経験を通して、木を身近に感じてもらえると嬉しいです。