檜原森のおもちゃ美術館
2021年11月に東京都檜原村にオープンした『檜原森のおもちゃ美術館』です。元小学校の跡地に建てられた美術館です。
屋内の一部や屋外の遊具に小学校の廃材や小学校の校庭にあったイチョウの木を一部使用しています。また、遊具・什器は檜原村の材をできる限り使いました。
檜原の自然や特産物をテーマに遊びを考え、様々な空間や遊具、手作り体験できる工房などがあります。
↑1階エリアには、檜原の自然を表現した[山][森]エリア、山エリアで収穫したものを使って遊べる[ごっこあそび]エリアがあります。山エリアには、滝を表現したボルダリングやヒノキたまごがしきつめられた川ゾーンがあります。
↑山エリアの頂上には、檜原の特産でもある柚子の木をモチーフにしたオブジェを設置。柚子の実を収穫できる遊びになっています。
↑森エリア、檜原の森で伐採した枝付きの丸太を設置しました。
↑エントランス。写真右側の靴箱の扉は、段ごとに違う樹種を使用し6樹種の材で製作しました。正面の施設名サインは、ロゴ部分はサンモスという天然苔を使用、施設名はイチョウの木を使用し製作しました。
↑檜原の森で伐採した他樹種の木を組み合わせ一つの木に見立てたオブジェ。檜原が他樹種が生息する豊かな森ということ伝えたく製作したオブジェです。
↑小学校で使われていた五線譜の黒板を再利用した室名サイン
↑赤ちゃん木育ひろば。0歳~2歳までが遊べるエリア。空間のコーナーにある木のオブジェは、元小学校の校庭にあったイチョウの木を材料に使用しています
↑ツリーハウス。ツリーハウスの中心にあるのは、小学校があった当時からあるイチョウの木です。ツリーハウスの一部には小学校の廃材を使用しています。
撮影:Kazuo Yoshida
- 設計/デザイン
- 株式会社Tree to Green
- 施工
- 株式会社Tree to Green
- 所在地
- 東京都西多摩郡檜原村
- 竣工
- 2021.10
- 使った木
- ヒノキ・スギ・イチョウ・モミ(檜原産材)、シラカバ・クリ・ナラ(いずれも国産材)