2017年に、木曽町公民館図書室が公立図書館である「木曽町図書館」として生まれ変わり、新たに開館しました。

木曽町の魅力を再発見・再認識し、自慢したくなる図書館になることを目指し、
内装・家具デザイン～家具の製作・施工を担当致しました。

デザインにおいてポイントにしたことがいくつかあります。

①木曽らしさを創出すること（地域の職人技や素材を取り入れる）
エントランスは木曽町の名所である関所をイメージ

入口に入った瞬間に木曽を感じられる展示でお出迎え

御嶽山をモチーフにしたソファ

木曽地域で多く作られている、風呂椅子の形をモチーフにしたテーブルや椅子

木曽町の廃校に置かれていた古いスツールを綺麗に修理して再利用

木曽地域で多く作られる桶のタガをイメージし、実際に桶で使っている銅タガをサインの意匠として

各所にある、木曽馬をモチーフにしたサイン

②子育て世代に優しい空間を作ること
靴を脱いでくつろげる絵本コーナーを設置

木曽ヒノキの床を肌で感じながら絵本を読めます。

③地域住民中心に地域外の方も使いやすい図書館にすること
地域の事業者が運営する、地域の木材をふんだんに使って作った居心地の良いカフェ

木曽の特徴を取り入れたインテリアが随所に隠された図書館となっております。
是非実際に図書館で見つけて、触れてみてください。

竣工画像：株式会社ナカサアンドパートナーズ