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高山村さとのわ(空間&コミュニティデザイン)
2022年9月、群馬県高山村に道の駅の施設として、「たかやま未来センターさとのわ」がオープンいたしました。
弊社が、2020年から地域活性化起業人(地域おこし企業人)として高山村に派遣され、関わることになったのが始まりです。
そもそも地域活性化起業人とは、6カ月以上3年以内の期間、継続して3大都市圏に所在する企業から受け入れ自治体に派遣され、
地方圏への人の流れを創出することを目指して、地域独自の魅力や価値の向上、
地域経済の活性化、安心・安全につながる業務に従事することです。
その地域活性化起業人として高山村に派遣され、今までにはないような施設を作りたい!という高山村の方の思いから、
住人の意見を取り入れ、住民を巻き込んでコミュニティデザインをし、施設の設計デザインをしました。
施設をつくる上でポイントにしたのが、
・森林活用の為、地元の木を使って空間を作るべく、群馬県産材を使用
・地元の大工さんに製作を依頼
・国産材の合板を家具什器に取り入れる(今まで合板は下地材が主だったが、TTGの合板は家具にも使用できます)
・高山村の関係人口、移住定住者の促進の為、ロゴデザイン、HP、ブランディングを都内のデザインチームに依頼
・コミュニティを活性化させたく、みんなの図書館を運営されている方からアドバイスを頂く
・住民を巻き込んでの施設づくり
上記のポイントを生かし、地域の産業と観光、暮らしをつなぐ施設が完成しました。
地元の大工さんに製作して頂いた、ヤグラ
住民の方に参加いただき開催したワークショップ
地元の食材を使ったメニューが豊富のカフェ
住民の方が寄付して下さった本が並べられた「だんだん広場」
国産材の合板を使用した家具
「さとのわラウンジ」はコワーキングスペースとして、仕事や学習の場としてはもちろん、村内外の交流や地域の方の活動場所として活用できます。
さとのわのコンセプトである、「一人ひとりが次世代を想い100年先も住み続けたい持続可能な村」を実現できるよう、
様々な面からアプローチをし、高山村に寄り添った地域づくりに貢献できたのではないかと思っています。
参考リンク:高山村さとのわ